ハロー、29歳の大好きな人

 あなたを思いながら恋の歌を聴くなんて身の程知らずもいいところなんだけど、でも、私の気持ちに今いちばん合う言葉が踊っているのがこの歌なんだから、今日くらいはどうか許してほしい。

 

 自分のことが好きかどうかって聞かれたら、好きなときと、嫌いなときがある、と答える。こういうところが好きとか、こういう瞬間の自分は嫌いとか、自分自身に対する気持ちって、いつも動いてる。揺れている。多分、自分のことを好きでいられる時間と、嫌いでいる時間は、前者のほうが長いんだけど、好きなところと嫌いなところだと、後者のほうが多くて。

 

 嫌いなところを、心をすり減らしてまで好きになろうって努力は、もういいかなって思っている。心に影がさしたときにどうすべきか、自分の心の操縦も昔よりずいぶんとうまくなったし、このままでいて誰かに迷惑をかけるわけでもないし。

 

 だけど、だけどね、たった1人のあなたとの出会いで、前よりも、自分の好きなところが増えたんだから、あなたに出会えてよかったと、月並みな言葉だけど、そう思うのです。

 

「愛し合おう」と言ってくれるあなたに、ちゃんと応えたい。あなたの目に映るものがうつくしいものばかりであってほしいから、あなたの耳に届く言葉がささくれだっていない清らかなものばかりであってほしいから、あなたが「愛するあなた」と呼んでくれる私自身も、そして私が生み出す言葉も、どうか、愛に応えられるものでありたい。自信も誇りもなくて、嫌いなところだらけの私が、あなたの「愛するあなた」で、いたくはないから。あなたの愛で、こんなに強くなれる。胸を張れる。自分を前より好きになれる。あなたの愛が、私の背骨。

 

 大好きな親友に「私、好きな人に出会ってから、『嫌われたくない』って思って動くよりも、『愛されたいな』って思って動くことが増えたんだ」と話したら、親友が「あなたが好きな人に出会えてよかった」と言ってくれた。

 

「好きな人に出会ってから、前よりやさしくなったね」と、他の親友や、師と慕う人が、言ってくれた。性格の棘も、少し抜けたと思う。師と慕う人は、私の棘が抜けていったことを、涙して喜んでくれた。嬉しかったなあ。

 

 1年前、初めてあなたのお誕生日をお祝いしたときは、私とあなたは正反対の人間で、似てるところなんて、ほんのちょっとしかないと思ってた。でも、1年経ってみて、1年前よりもあなたを知っていって、あなたのお陰で自分の好きな部分が増えていって、意外と似てるところもあるんだな~と、気づいて。「あなたはこういう人」なんて、決めつけるみたいな傲慢な真似はしないけど、「こういう人なのかもな~」と思って、それが自分と似てるのかもって思えること、嬉しいな。好きの気持ちが、あなたのことも、私自身のことも、これまで見えなかった部分に光を当ててくれるみたい。

 

 あと、これは抗っていきたいんだけど、あなたのせいで冷静さを失う瞬間がありすぎるのが、悔しい。これまで、もっとちゃんと、感じたこと、考えたことを、言葉にできていたはずなのに。真っ直ぐなあなたの前で、自分の自信が意味をなくす。崩れそうになる。あ~あ。言葉が浮かばない瞬間が多すぎる。でも、ちょっと前に聴いた歌で、冷静じゃないから恋ができるんだ、って言ってたな。冷静なときと、熱中してたまらなくなっちゃうときを、うまくバランスをとっていきたいね、頑張ろうね、私。

 

 あなたが桜を背負って舞ったり、犬として江戸の街を守ったり、命をきらめかせるから、春のはじまりから夏のはじまりの季節が愛おしくなった。

 

 映画館であなたの歌声が聴こえて、遠い未来でもきっと思い出したい夏になった。

 

 秋には、大切な宝箱を受け取って、嬉しくなって。ロイヤルな魔法にかかり続けていたいよ。まだ夏の暑さが残る頃から、隔週の火曜日は苦手な早起きも難なくできるようになって、その日を頑張るエネルギーを貰って。火曜日以外にも、事あるごとに画面の向こう、紙面の向こうから、沢山元気を貰って、支えられた。初めての雑誌の表紙も、この秋だったね。

 

 飛行機に乗って、初めてあなたに会いに行ったのは、年の瀬も近い冬のある日。この目も、心も、あなたばかりを追っていた。あなたが大好きだと、つよく思った。出会えて幸せだな、と、胸がいっぱいになった。

 

 2021年最後の日は、きっと忘れない日になった。

 

 年が変わって3カ月が過ぎて、新しい楽曲も、主演映画も、アイドル誌以外の表紙たちも、お料理コーナーも、バラエティでの大大大活躍も、ラジオへのゲスト出演も、全部、ぜんぶ、あなたがアイドルとして生きている事実が、私の毎日を彩ってくれる。私の人生の主役は私だけど、いつの間にか、こんなにも、あなたは欠かせない存在になったんだね。

 

 宇宙でいちばん大好きなアイドル、Snow Man宮舘涼太くんへ。29回目のお誕生日、本当におめでとう。あなたのお誕生日をお祝いするのは今年で2回目ですが、飽き性の私が今日を、宮舘くんが大好きという気持ちで迎えられるのは、28歳の宮舘くんが私を毎日魅了し続けてくれたからに他なりません。

 

 あなたが愛してくれるから、私は自分を、前よりも愛してあげられるようになりました。こんなボクが変われたのは、全部全部キミのせいだね。

 

 いつも愛をありがとう。幸せをありがとう。魅了し続けてくれてありがとう。私の愛は、届いてるかな。届いてるって信じさせてくれる、愛にあふれたあなたが、心から大好きです。私の一等星は、あなただよ。あなただけだよ。三枚目のあなたも、セクシーな二枚目のあなたも、何枚目のあなただって、どんなあなただって、大好き。

 

 ただ、笑っていてほしいです。追いつくのに困っちゃうくらい、いろんなところで大活躍してほしいです。だけどいつまでも健康でいてほしいです。美味しいものをお腹いっぱい食べてほしいです。やさしい人達ばかりに囲まれてほしいです。誰よりも愛されてほしいです。望む未来をたくさん実現させていってほしいです。たくさんの夢を叶えていってほしいです。

 

 あなたの勇気の理由でありたいな。あなたと愛し合える私でいられるように努めるぞ~という志を抱えて、今日からの365日を、29歳の宮舘くんと一緒に、進んでいこう~っと!!