呪いは薔薇色

 これは、自分で自分のご機嫌をとるために、自分だけのためを思って書いた、自分向けの、自己満足の文章です。オタクの自我がかなり強く出ていて、好きなアイドルについての言及も、うわ~読む人を選ぶ内容かもな~と思っています(知らんけど)。

 

 とはいえ自分が文章を書くうえでたいせつにしていることがあって、その信条というか、恩師との約束を守りたいなと思うので、誰でも読める場所に置いておきます。置かせてもらいます。そんなわけで、以下の文章は全世界に向けて発信はしているものの、私が、他の誰でもない私に、私だけのために書いた文章、並べた言葉、吐露した思いです。もしお目通しいただく際は、その旨ご理解いただいたうえで読み進めていただけたら、と思います。

 

 

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ハロー、29歳の大好きな人

 あなたを思いながら恋の歌を聴くなんて身の程知らずもいいところなんだけど、でも、私の気持ちに今いちばん合う言葉が踊っているのがこの歌なんだから、今日くらいはどうか許してほしい。

 

 自分のことが好きかどうかって聞かれたら、好きなときと、嫌いなときがある、と答える。こういうところが好きとか、こういう瞬間の自分は嫌いとか、自分自身に対する気持ちって、いつも動いてる。揺れている。多分、自分のことを好きでいられる時間と、嫌いでいる時間は、前者のほうが長いんだけど、好きなところと嫌いなところだと、後者のほうが多くて。

 

 嫌いなところを、心をすり減らしてまで好きになろうって努力は、もういいかなって思っている。心に影がさしたときにどうすべきか、自分の心の操縦も昔よりずいぶんとうまくなったし、このままでいて誰かに迷惑をかけるわけでもないし。

 

 だけど、だけどね、たった1人のあなたとの出会いで、前よりも、自分の好きなところが増えたんだから、あなたに出会えてよかったと、月並みな言葉だけど、そう思うのです。

 

「愛し合おう」と言ってくれるあなたに、ちゃんと応えたい。あなたの目に映るものがうつくしいものばかりであってほしいから、あなたの耳に届く言葉がささくれだっていない清らかなものばかりであってほしいから、あなたが「愛するあなた」と呼んでくれる私自身も、そして私が生み出す言葉も、どうか、愛に応えられるものでありたい。自信も誇りもなくて、嫌いなところだらけの私が、あなたの「愛するあなた」で、いたくはないから。あなたの愛で、こんなに強くなれる。胸を張れる。自分を前より好きになれる。あなたの愛が、私の背骨。

 

 大好きな親友に「私、好きな人に出会ってから、『嫌われたくない』って思って動くよりも、『愛されたいな』って思って動くことが増えたんだ」と話したら、親友が「あなたが好きな人に出会えてよかった」と言ってくれた。

 

「好きな人に出会ってから、前よりやさしくなったね」と、他の親友や、師と慕う人が、言ってくれた。性格の棘も、少し抜けたと思う。師と慕う人は、私の棘が抜けていったことを、涙して喜んでくれた。嬉しかったなあ。

 

 1年前、初めてあなたのお誕生日をお祝いしたときは、私とあなたは正反対の人間で、似てるところなんて、ほんのちょっとしかないと思ってた。でも、1年経ってみて、1年前よりもあなたを知っていって、あなたのお陰で自分の好きな部分が増えていって、意外と似てるところもあるんだな~と、気づいて。「あなたはこういう人」なんて、決めつけるみたいな傲慢な真似はしないけど、「こういう人なのかもな~」と思って、それが自分と似てるのかもって思えること、嬉しいな。好きの気持ちが、あなたのことも、私自身のことも、これまで見えなかった部分に光を当ててくれるみたい。

 

 あと、これは抗っていきたいんだけど、あなたのせいで冷静さを失う瞬間がありすぎるのが、悔しい。これまで、もっとちゃんと、感じたこと、考えたことを、言葉にできていたはずなのに。真っ直ぐなあなたの前で、自分の自信が意味をなくす。崩れそうになる。あ~あ。言葉が浮かばない瞬間が多すぎる。でも、ちょっと前に聴いた歌で、冷静じゃないから恋ができるんだ、って言ってたな。冷静なときと、熱中してたまらなくなっちゃうときを、うまくバランスをとっていきたいね、頑張ろうね、私。

 

 あなたが桜を背負って舞ったり、犬として江戸の街を守ったり、命をきらめかせるから、春のはじまりから夏のはじまりの季節が愛おしくなった。

 

 映画館であなたの歌声が聴こえて、遠い未来でもきっと思い出したい夏になった。

 

 秋には、大切な宝箱を受け取って、嬉しくなって。ロイヤルな魔法にかかり続けていたいよ。まだ夏の暑さが残る頃から、隔週の火曜日は苦手な早起きも難なくできるようになって、その日を頑張るエネルギーを貰って。火曜日以外にも、事あるごとに画面の向こう、紙面の向こうから、沢山元気を貰って、支えられた。初めての雑誌の表紙も、この秋だったね。

 

 飛行機に乗って、初めてあなたに会いに行ったのは、年の瀬も近い冬のある日。この目も、心も、あなたばかりを追っていた。あなたが大好きだと、つよく思った。出会えて幸せだな、と、胸がいっぱいになった。

 

 2021年最後の日は、きっと忘れない日になった。

 

 年が変わって3カ月が過ぎて、新しい楽曲も、主演映画も、アイドル誌以外の表紙たちも、お料理コーナーも、バラエティでの大大大活躍も、ラジオへのゲスト出演も、全部、ぜんぶ、あなたがアイドルとして生きている事実が、私の毎日を彩ってくれる。私の人生の主役は私だけど、いつの間にか、こんなにも、あなたは欠かせない存在になったんだね。

 

 宇宙でいちばん大好きなアイドル、Snow Man宮舘涼太くんへ。29回目のお誕生日、本当におめでとう。あなたのお誕生日をお祝いするのは今年で2回目ですが、飽き性の私が今日を、宮舘くんが大好きという気持ちで迎えられるのは、28歳の宮舘くんが私を毎日魅了し続けてくれたからに他なりません。

 

 あなたが愛してくれるから、私は自分を、前よりも愛してあげられるようになりました。こんなボクが変われたのは、全部全部キミのせいだね。

 

 いつも愛をありがとう。幸せをありがとう。魅了し続けてくれてありがとう。私の愛は、届いてるかな。届いてるって信じさせてくれる、愛にあふれたあなたが、心から大好きです。私の一等星は、あなただよ。あなただけだよ。三枚目のあなたも、セクシーな二枚目のあなたも、何枚目のあなただって、どんなあなただって、大好き。

 

 ただ、笑っていてほしいです。追いつくのに困っちゃうくらい、いろんなところで大活躍してほしいです。だけどいつまでも健康でいてほしいです。美味しいものをお腹いっぱい食べてほしいです。やさしい人達ばかりに囲まれてほしいです。誰よりも愛されてほしいです。望む未来をたくさん実現させていってほしいです。たくさんの夢を叶えていってほしいです。

 

 あなたの勇気の理由でありたいな。あなたと愛し合える私でいられるように努めるぞ~という志を抱えて、今日からの365日を、29歳の宮舘くんと一緒に、進んでいこう~っと!!

愛してくれるあなたへ

「入所日」って、この事務所独自の文化だよな~と思います。

 

 グループの結成日とも、初めて舞台に立った日とも、CDデビュー日とも違う、大切な日。失礼ながらこれまでの私は、「入所日」という日を「事務所に入った、ただそれだけの日」だと認識していました。だって、あの事務所にいる数え切れないほどの青少年たちが、どんな気持ちで歌い、踊っているかを、まるで知らなかったから。

 

 それが、去年の暮れに9人に出会って、大好きになって、「入所日」の捉え方が変わった。ああ、入所日って、ひとりの男の子が「アイドル」として生きていく覚悟を決めた日なんだ、と。どんな未来の選択肢よりも、「アイドル」を選んだ日なんだ、と。そう思ったら、もう、「ただそれだけの日」ではなくなりました。そりゃあファンの人たちも、この日を大切にするよね、しちゃうよね。

 

 私の大好きなアイドルは、本当にカッコいい人です。生き様が、魂が、心が、美しくて、真っ直ぐで、本当にカッコいい。この人に出会えて幸せだと、出会ってから何度も思っています。

 

 それもこれも、あなたが、16年前にアイドルとして生きる覚悟を決めて、今日まで、ずっと、続けてくれたから。私みたいに、別の方向しか見ていなかった人間でも思わず振り向いちゃうくらい、まばゆいひかりを放ち続けてくれたから。

 

 アイドルってよく、「見つけてくれてありがとう」って言ってくれるけど、あのね、違うんだよ。こんな私でも見つけられるくらいに光り続けてくれてありがとう、なんだよ。

 

 あなたの覚悟に、愛に、情熱に、やさしさに、美しさに、真面目さに、おちゃめさに、触れられる人生を歩めていることが、私はとても嬉しいです。

 

 

 今日という日に、ここ最近で書き留めておきたいと思った自分の気持ちや、考えを記し、残しておこうと思います。

 

 

 まずは、Duet10月号での初めてのソロ表紙。嬉しかったな、とっても。器用で、できないことがあっても不屈の努力で物にするあなただから、きっと、アイドル以外の職業だって難なくできるだろうけど、私はやっぱり、あなたの天職は「アイドル」だと思っているから、だから、そんなあなたが「アイドル誌」で初めてのソロ表紙を飾れたことが、嬉しかった。

 

 これから先、ファッション、お料理、サーフィン、スケボー、お花、最近ハマってると口にしていたお茶、そして、大好きな相棒と、って、あなたの好きなものや得意なことに関連したお仕事が、たくさん舞い込んできたらいいな。

 

 発売からしばらく経っているのに、表紙のことも、巻頭で組まれた特集のことも、お恥ずかしながら未だに飲み込みきれないでいます。あなたを好きになってから、毎日がとても幸せで、楽しくて、大好きな人は今日も最高に美しく、そしてカッコよくて、出会ってからずっと夢を見ているみたいだと思っているけれど、Duet10月号に関しても、なんだかずーっと、夢みたい。夢みたいに美しい、けど、現実なんだよなあ。

 

 人生で一度きり、最初で最後の、「初めてのソロ表紙」。そんな特別な機会に、相棒との撮影を希望するあなたの心が、やさしくて、大きくて、大好きだな、と思います。「家ではこういうスタイルです」と、過去に雑誌で言っていた髪型で、肩の力を抜いて笑うあなたが、陽だまりみたい。表紙のドレッシーなあなたも、中面のナチュラルなあなたも、どっちも大好きです。

 

 Duet10月号はインタビューもとっても心に残っていて、とくに、相棒の話と、今後ソロで挑戦したいことの話が、印象的でした。

 

 あなたは相棒のことを「”幸せを呼ぶ鳥”なのかも」と言っていたけど、彼も、あなたに出会えて幸せだって、感じてるんじゃないかなぁ。もちろん推測でしかないし、私が「そうであれば素敵だな」と望んでいるだけなんですけど、だって、あなたと彼の2ショットが、どれも互いをとても大切に思っているみたいに見えたから。

 

 あなたが大切にしていること、大好きなものを教えてくれるたびに、とても嬉しい気持ちになりますが、こんなに慈しんでいる彼のことを教えてくれて、本当にありがとう。どうか末永く健やかであってください。

 

 そして、今後ソロで挑戦したい仕事について。時代劇については、私はキャスティングって役と演者の相性だと思っているので、「あなたでなきゃ」という役に巡り会えますように、と願うばかりなんですが、いろいろと考えたのは、もう1つのほう。

 

 料理番組は、ファンとしてはやってほしいという強い気持ちはあったけど、ここに食い込むのって難しいのかも、と、シビアに感じていた部分もあって。というのも、広い芸能界で料理上手なタレントさんは数多くいらっしゃるし、事務所内だけでも、調理師免許や野菜ソムリエの資格をお持ちの諸先輩方がいるのを耳にしていたから。制作サイドからしたら、肩書がある人のほうがフックを作りやすいし、起用したくなるんじゃないかな、とか思ってしまったわけです。

 

 あれこれ考えていたけど、そのあと、あなたの気持ちを聞いたら、「難しいのかも」なんて考えはどこかに飛んでいきました。

 

 この人、常に誰かを笑顔にするために動いてるんだもんな。アイドルとしての確固たる信念があって、その信念に基づいて、「料理番組がやりたい」って、口にしている。

 

 先日のキャンプ回ではササッと桃のカプレーゼが作れちゃったり、ブログでも日々の献立を教えてくれたり、そこにある材料でチャチャッと料理が作れて、料理ができない自分は「すごいなあ~」と尊敬するばかりです。そして、難しそうに見えて実はお手軽なローストビーフを教えてくれたり、メンバーを笑顔にするために青椒肉絲を作ったり、誰かの笑顔に、毎日に、寄り添って料理をしてくれる。

 

 よく母が「今晩なににしようかな~」と言っていたけれど、毎日献立を考えるって、きっととても大変なことなんだと思う。日々コンビニ飯か、会社でとる出前で済ませる私には、計り知れないな(お母さんありがとう)。

 

 でも、誰かを笑顔にするという信念を持って、そして今ある材料ですぐに料理が作れちゃうあなたなら、そういう日常の些細な悩みをすくい上げて、解消してくれちゃいそう。免許も資格もなくたって、あなたにはとびきりの愛があるから、持ち前の超~~大きな愛で、あなたにしかできない料理番組を、やってほしいな、と願っています。あとは私は雑誌が好きなので、お料理系の連載とかでも嬉しいな。ともかく、私の日常を今まで以上に彼が彩ってくれる日がきますように。

 

 

 それから、1stアルバムのユニット曲、「P.M.G.」について。最初に曲名が発表されたときに「もしかして…」と予想していた人たちもいらっしゃっけど、まさか、まさかファンの予想が当たるなんて、衝撃でした。

 

「P.M.G.」という楽曲が世に放たれたのは、たった3週間前のこと(超最近すぎて、書きながら改めて驚きました)。あの日、17時になって更新通知がきた瞬間、慌てふためきすぎてスマホを落とすかと思いました。

 

 大好きな3人。私にとって、今ここにいるきっかけは主にこの3人が作ってくれているので、特別な気持ちで、嬉しくて。深呼吸をしてから再生ボタンを押すと、もう、も~~う、イントロからストライク。「この歌詞が」とか「ここの表情が!」とか「エフェクトがさ~」とか、とにかく「P.M.G.」について語り出したらキリがないので割愛しますが、私はこの「P.M.G.」という曲を、愛の歌だと、思っています。

 

 さっきの信念の話にも少し通ずる部分がある気がしますが、この歌って、意味とかナイ言葉が連呼されているけれど、その裏で「いつの間にか”あなた”が笑顔になりますように」「明日もがんばれますように」という、一貫した愛とかやさしさがあると思っていて。実際に聴いてたら、意味は全然分かんないけど、笑顔になっちゃったもんな。パーティー手裏剣、染み渡っちゃったなあ~。

 

 雑誌のインタビューで、「P.M.G.は歌詞も楽曲も俺らがオーダーした」と言っていたけど、それって、すごく労力がかかることだと思うんです。何十曲と候補楽曲があるんだから、その中から選んだほうが絶対に手間がかからないのに、あえて困難な道を進んでいる。超忙しいだろうに。もしかしたら周りにもいろいろ言われたかも知れないのに。

 

 そうまでして、苦労を背負ってでも3人にしか歌えない楽曲で、笑顔にしてくれる、励ましてくれる、寄り添ってくれる、背中を押してくれる、愛してくれる。思うだけじゃなくて実際に動いてくれるから、思いやりになっていく。やさしい3人が歌うこの歌は、私には、どんなラブソングよりも胸がときめく、魔法みたいな愛の歌だな、と思うのです。

 

 それから、これは割と自分語りみたいな感じになってしまうのですが、私はどうにもあれこれ難しく考えすぎてしまう性分で。あと、かなりの心配性。だから「ほら 準備なんていいから こっちおいで」とか「意味とかナイけど みんなでせーの!!」とか、手を引いてもらえるような歌詞が、嬉しかったな。準備しまくんなくても、なんとかなるのかも。意味とかなくても、いいのかも。な~んて、自分の思考の癖はなかなか変わらないとは思いますが、この曲に出会って、心が少し、やわらかくほぐれたような心地です。

 

 あとは単純に、大好きなコンビ、大好きなトリオが歌う曲がこの世に生まれたことが、嬉しくて嬉しくてたまりません。サンキューだってだってこっじっじ。サンキューお祈りブラザーズ。サンキューあの夜チーム。FOREVER LOVEです。

 

 多忙な毎日のなかでもゼロから作り上げて、素敵な愛の歌を宝箱に入れてくれて本当にありがとう。大好きな人の、人生で初めてのデュエット曲が、この歌で嬉しいな、と思います。ず~っとロイヤルな魔法にかかり続けていたいな。私のこと、ずっとずっと魅了し続けてね、おねがい。わがままでごめんね。

 

 

 

 

 10月1日。秋の入り口の日。

 

 そう言えば、今日の誕生花は「赤い菊」らしいですよ。私、お花は薔薇と菊が好きなので、なんだか勝手に縁を感じてしまいます。嬉しいな。赤い菊の花言葉を、あなたに贈るね。

 

 愛するあなた、Snow Man宮舘涼太くんへ。

 アイドルを選んでくれて、続けてくれて、出会ってくれて、ありがとう。宮舘くんを包むすべての出会いに、人に、出来事に、ありがとう。宮舘くん、私の人生に差し込むひかりであってくれて、ありがとう。愛してくれてありがとう。これから先も、どうか健やかに、宮舘くんがたくさんの夢を叶えていけますように。無理難題な夢をたくさん見ていこうね、ついていくからね。

 

 

 って言ったときに、「ついてくるんじゃなくて、一緒に進んでいこう」って言ってくれそうだから、私はこの人が、だいすきなんだよなあ~~!!!!(これは妄想です)

逆境の先にある愛について

 私にとって「だてこじ」との出会いは、「Snow Man」を好きになるはじめの一歩でした。

 

 あの日、たまたま妹が再生していた『金スマ』の録画を目にしたとき、「なんて面白くて息の合った掛け合いをする2人なんだろう」と、宮舘くんと康二くんのやり取りに触れたことで、「Snow Manというグループを知りたい」と思いました。「Snow Man」という愛の世界へ飛び込むきっかけをくれたのが「だてこじ」であり、彼らが私の目の前にある「扉」を、開いてくれたわけです。

 

 私は、Snow Manというグループが持っている「愛」は、サン・テグジュペリの思う愛に似ていると思っています。

 

「愛はお互いを見つめ合うことではなく、ともに同じ方向を見つめることである」

 

 はじめてそう感じたのは、3rdシングルを聴いたときでした。

 

 3rdシングルの『Grandeur』は、デビュー1年目を駆け抜け、2年目に入っていく9人に、この上なく似合う曲で。9人の覚悟が伝わるような歌詞とダンス。全員が気持ちを揃え、同じ道へと、進んでいく。挑んでいく。見つめ合う愛だって素敵だけど、ともに同じ場所を見つめて歩いていく愛は、とても美しいかたちの愛だと信じています。

 

『Grandeur』は、彼らが培ってきた「これまで」の上に「これから」が乗っかっているようで、美しく、気高く、壮大で、力強い。曲のはじまりの、何かが目覚めるような、始まるようなサウンドだけで、すっかり『Grandeur』に魅了され、すぐに大好きな曲のひとつになりました。

 

 今日は、「『だてこじ』について」というテーマのもと、キーボードを叩いているわけなので、ここからは『Grandeur』という楽曲での「だてこじ」に焦点を当てた話をします。と言ってもピックアップするのは、1番Aメロの「逆境の先にある Answer」のパートのみに留めたいと思います。本当は、同じ歌詞を割り振られていることとか、落ちサビでシンメで踊っていることとか、『Grandeur』のだてこじに関して触れたいことがいろいろとあるのですが、風呂敷を広げすぎると回収しきれないと思ったので……。

 

 さて、いよいよ本題に入ります。

 

 この「逆境の先にある Answer」という歌詞、歌唱パートを割り振られているのは渡辺くんです。渡辺くんを中心に、渡辺くんの前に宮舘くんと康二くんがしゃがみ、渡辺くんの後ろを半円で取り囲むように5人が立つ。フォーメーションを説明すると、こういう風になります。

 

 で、所定の立ち位置につくとき、だてこじは、上手から康二くん、下手から宮舘くんがやってきます。そして、センターで合流した2人が肩を寄せ合い、同じ方向を見つめて、腕を回す。

 

 はじめてこの振りを観たときは、だてこじが先陣を切ってSnow Manの前に立ちはだかる「扉」の前に立ち、鍵を回して、「扉」を開けるようだなあ、と思いました。それは、私にとって彼らが愛の世界の「扉」であることも大いに関係していると思いますが、それはそれとして、「だてこじが扉を開く」、そんな意味を持つ振りに見えたのです。以降は、私がこの振りをそう捉えていることを踏まえながら読んでもらえたら、と思います。

 

 今回は、

 

1月16日の『MUSIC FAIR』

1月18日の『CDTV ライブ! ライブ!』

1月22日の『MUSIC STATION

 

 という、年明けの3つの音楽番組で披露された『Grandeur』を軸にして、だてこじについて、私の好きに文章を書き記していこうと思います。どうぞ、お付き合いください。

 

 

 

■MUSIC FAIR

 

 宮舘担の自分がこの日のパフォーマンスについて話すのはちょっぴり胸が苦しくなるのですが、そういう気持ちを一旦横に置いて話すと、この日、8人でも、彼らのパフォーマンスは最高だな、と感じたのでした。

 

 そりゃあどう考えたってSnow Manは9人でパフォーマンスをしているときが最強で最高です。だけど、宮舘くんも1万字インタビューで言っていたように、「フルメンバーじゃなくても、その時にベストなパフォーマンスをするのがSnow Man」(意訳です)だし、それがエンターテイメントの世界で生きる人間に求められる姿だと、私は思います。

 

 だから、8人で披露したこの日の『Grandeur』は、その時にみせられる最高の『Grandeur』であったと、そう思いました。

 

 でも、私はMVやDancePractice動画を観て、9人で作り上げる『Grandeur』をもう知っているから、どうしたってさびしくなってしまって。どれだけ自然に立ち位置が調整されていても、大好きな人がいない事実が、苦しい。

 

 だけどね、はじめて観た人には、きっと、そんなこと、感じさせないんだろうなぁ〜。それぐらい8人は、彼の言葉を、意思を、居場所を、しっかりと預かって、それぞれのやり方で守って、最高の『Grandeur』をみせてくれた。さびしさも苦しさも当然あったけど、この日、Snow Manを好きになれて良かったな、と改めて思いました。

 

 他の誰でもない、宮舘くん自身が「立ち止まる時間はないさ」と歌うのだから、誰も止まらない。困難を前にしても、パワーダウンなんかしない。見つめている先が同じだから、同じ場所に揃っていなくたって、きっと大丈夫だと。そんなことを思ったりしたのでした。

 

 そんなことを考えたり、感じたりしながら、今回言及するパートがやってきました。2人で立つはずの場所に、その日は、康二くんが1人で立っている。いつもよりナンバリング0.5個分だけ、真ん中に寄る康二くん。私には、宮舘くんのいるはずの場所を、本当は2人で立つはずの場所を、康二くんが守っているかのように見えました。その場所に1人で立って、戦っているかのようで。何と戦っているのかは分からないけれど、真剣な眼差しがなおのこと、見えない何かを睨みつけ、立ち向かっているようで。

 

 この日のパフォーマンスは、私の胸をぎゅっと、やさしくも力任せに、握ってくるようでした。はやくあなたに会いたいと、思いました。

 

 

 

CDTV ライブ! ライブ!

 

『MUSIC FAIR』の数日後、デビュー曲と最新曲を、フルサイズで、そして、フルメンバーで披露する日。「私、9人が揃っているところを観たら泣いちゃうかもな」なんて、そんなことを考えながら、放送の時間を待ちました。

 

 放送時間になった瞬間、もう何百回と聴いた大好きなデビュー曲のイントロにあわせて、彼らが並んでいて。光のなかに浮かび上がる人影。9人が、そこにいる。その事実が嬉しくて、誰も欠けずに、同じ場所に立っていることがとにかく嬉しくて、始まる前の自分の予想は大いに外れ、結果、彼らのパフォーマンスの間、ずーっと笑っていました。宮舘くんもYouTubeで言ってたもんね、「笑顔にさせるよ、Snow Man」って。いやぁ〜ほんと、そう! 宝箱だし、みんなの心のオアシスだし、笑顔にさせてくれるし、Snow Manって、そういうグループなんだよなあ〜!(大声)(引用元:「連続で自己紹介せよ!」)

 

 デビュー曲を踊り終え、少しして、いよいよ最新曲『Grandeur』の披露の時が訪れます。イントロを耳にして、何かが奮い起こされるような感覚がしました。お恥ずかしながら年の瀬のあの日以来、気持ちがずーっと晴れなくて、2021年になっても「明けまして」なんて気持ちになれずにいたのですが、この時ようやく、「新しい年を迎えられた」と、思えたのでした。

 

 彼のために割り振られた歌詞を、彼が歌っている。当たり前だと思っていたことは本当は、奇跡みたいに、とうといことで。

 

 そうして、上手から康二くんが、下手から宮舘くんがやってきて、2人でセンターを割り、鍵を回して、扉を開ける。この日、この振りを観た瞬間、カメラワークや、これまでとは少し変化のある振り付けも手伝ってか、

 

「彼らは、自分たちの力で、逆境を切り拓いていく人たちなんだ」

 

 と、強く思ったのでした。

 

 不安や困難は、目には見えません。手で掴めません。実態があれば、掴んで、握って、潰して、放り投げて、目の前から消すことだってできるけど、それができないからこそ、余計に恐ろしく思える。少なくとも私はいつもそう思っています。

 

CDTV ライブ! ライブ!』での該当パートのカメラワークは、舞台っ面から少しだけアオリで彼らをフレームに収めていて、だてこじの足の動きがよく見えるアングルでした。扉の鍵を回したあと、康二くんが上に足を蹴り上げ、宮舘くんが下に足を華麗に払うことで、本当に、目には見えない逆境を2人で蹴り飛ばしたように、見えたのです。

 

 目に見えるとか見えないとか関係なく、自分たちに襲いかかる逆境なんて跳ね除けて、道を切り拓く力が、彼らにはあるのだ、と。どれだけ踏まれようと美しく咲く花が、Snow Manなのだと。そんな風に思わされました。そう思ったきっかけが、大好きなコンビの振りであることが、とてもとても、嬉しい。

 

 

 力強い康二くんと、美しい宮舘くんの、対照的な足の運び。対照的だからこそ、目の前のターゲットに余すことなく、2人のパワーをぶつけているようで。私、この振りをだてこじに任せ、こういう足の捌き方にしてくれた振付師の方や、この瞬間をカメラに収めてくれたカメラマンの方には、一生足を向けて寝られないなと、思いました。

 

 そのあと、扉を蹴り開けた2人が上手と下手に分かれていく背中まで映されました。ここで、だてこじが移動している姿を真正面から捉えたアングルって、これまでに公開されてきた『Grandeur』の映像ではみられなかった光景のように思います。往々にして、ここではソロパートを歌う目黒くんのアップが抜かれるので(余談ですが、舞台奥から登場しながら歌う目黒くんって、いつ何時もカッコいい。この後、目黒くんが登場すると知っていても、カッコよさにやれてしまう。目黒くんはいつも、我々と、この地球の期待を超えていく人です)。

 

 この日、だてこじが左右に割れることで、扉を蹴り開けた先に道が続いているように見えたし、だてこじの後に渡辺くんが続き、さらに奥から5人が出てくることで、この扉はSnow Manのために開かれたのだと感じました。Snow Manが、目の前の逆境を切り拓いて、堂々と立っている。夢が喧騒に飲まれても、拳を突き上げている。年の瀬からの毎日のなかで彼らが感じた気持ちは彼らだけのものだから、私には彼らがどんな思いだったのかなんてまるで分からないけれど、でも、それでも。上だけを見続けて立っている彼らは、最高にカッコいいと思いました。

 

 大好きなあなたへ。おかえり。ここがあなたの居場所なんだと思い知らされました。いなくならないで。ずっとそこにいてね。そして、彼の居場所を守ってくれた君へ、心からのありがとうを。2人でなら、どんな扉も開けられる。9人でなら、どんなところへだって行ける。目に見えない不確かなものを信じる強さを、あなたたちから教わった。

 

 無理難題な夢を、またここから見ていきたいな。私たちの瞳も、あなたたちの瞳と同じ方向を、向いていたいな。ひとりじゃないって最強だと、何度もつぶやいていた言葉が持つ意味を実感したのが、この日でした。

 

 

 

MUSIC STATION

 

 かくして、ようやく私の2021年が始まりました。21日は康二くんのブログで大興奮&大号泣し、「そっちがその気なら、こちらもいっちょParty time〜な1年にしますけど!?」なんて思って、康二くんが撮った宮舘くんの背中を慈しみながら撫でるなどして、毎日を送ってきました。そんな風にゴキゲンな日々を過ごしていたら、彼らがデビュー1周年を迎えて、余計ハッピーになって。生配信でのだてこじ、宮舘くんが康二くんに「(早押しの回答ボタンを)持つのズルい」って言った瞬間、体中の血液が沸騰するんじゃないかって思ったことを、覚えています。宮舘くんが子どもっぽい文句を口にしていることがどうしようもなく愛らしく、それを言える相手が康二くんだということがたまらなく嬉しく、今でも宝物のように。そのシーンを胸にしまっています。

 

 さて、デビュー日当日という記念すべき日に、生放送の音楽番組に出演することになった9人。披露するのは、私の大好きな最新曲です。それぞれの個性を感じさせる赤い衣裳に袖を通した彼らが並んでいる姿を目にしながら、好きになって日が浅いわりには濃厚すぎる今日までの日のことを、走馬灯のようにぼんやり思い出していました。

 

 私、こんなに、こんなにも、Snow Manを大好きになったんだなあ。

 

 そのきっかけになってくれたのは、宮舘くんと康二くんで。

 

 たまたま目にした『金スマ』で、康二くんにいじられまくって顔をくしゃくしゃにして笑う宮舘くんを観たあの瞬間から、今に至るまでのぜんぶが始まって、自分でも笑っちゃうくらいの速さで、9人のことが、こんなに大好きになっている。だてこじが開いてくれた扉の先へ、信じて飛び込んで良かったなあ〜。

 

 かつて、康二くんは1万字インタビューで「ダテさんはもっともっと多くの人に愛されるべき人」と話していました。「イジられればイジられるほど出汁が出る人だ」とも。

 

 康二くんが言うことに私もおおむね大賛成なんですが、ひとつだけ、思うこともあります。それは、ちゃんと出汁が出るイジり方を分かっている人じゃなきゃ、美味しいお出汁は引き出せないのでは、ということです。この発言の前後の文章を読むに、康二くんはそのことを分かっていると思うので、これからも、美味しいお出汁を出していってほしいな、と、願ってやみません。そして宮舘くんも、康二くんの持つ出汁を、たくさん引き出してほしい。2人で、大暴れしてほしい。だって「だてこじ」って、それができるコンビだと、信じているから。あの日からず〜っとだてこじに夢中で、だてこじに何度も救われている人間の、願いです。

 

 さて、盛大に脱線しまくったので、話を『MUSIC STATION』のパフォーマンスのことに戻します。その日、私のなかでもっとも印象に残ったのは、大好きなパートを2人で踊っている瞬間、康二くんが宮舘くんを視界の端に捉えながら、笑顔をこぼしたことでした。

 

 にやりと、嬉しそうに、「今ここに立っていることが楽しい」と訴えてくるような康二くんの笑顔から、目が離せなくって。

 

 康二くんが宮舘くんの隣で笑っていることが、嬉しくてたまらない。そうだよね、1人よりも2人で踊るほうが、絶対、ぜ〜ったい、楽しいよね。『MUSIC FAIR』では、あんなに真剣な顔をして1人で踊っていたパートだったのに、2人になったら、こんなに笑いながら、嬉しそうに、踊っちゃうんだもん。改めて、私の大好きな「だてこじ」の2人がこのパートを踊っていることが、この上なく幸せなことだと思いました。

 

 結局、逆境の先にあるAnswerって、なんなのか。もうとっくのとうに出ちゃっているけれど、出落ちみたいな感じになっちゃってますけど、私は、「愛」だと思っています。「愛」であると、信じています。守る愛、応える愛、ともに進む愛。逆境の先であなたが笑ったことは愛であると、信じさせてほしい。

 

 この日、だてこじが開いてくれた「2年目の始まり」の扉を、くぐって、ここにいます。これからも、笑いながら、支え合いながら、ともに駆けていくあなたたちに、ついていかせてね。

 

 

 

 だてこじはいつも、私の目の前にある「扉」を開けてくれます。出会いの扉は、バラエティの掛け合いで。新しい年の扉と、2年目の扉は、パフォーマンスで。ありがとう。扉の先で、素敵な世界を見せてくれるし、うじうじしている背中を蹴っ飛ばしてもくれる。ほんと、好きになれてよかったなあ〜! これから先、もっと大勢の人がSnow Manに興味を持つ「扉」に、だてこじがなってくれたら嬉しいなと、いちファンとして思います。生身の男性アイドルにさほど興味のなかった人間をここまで突き動かした力(パワー)がある2人なので、絶対、ぜ〜〜ったい、大丈夫だから。そういうわけなので関係各所、だてこじにお仕事を、沢山くださーーーーい!!(ストレートに本音)

 

 そして、これから先も、お互いに「ありがとう」を贈り合う関係のあなたたちでいてほしいと、願っています。サシメシに行くことや、後輩の舞台の見学に一緒に行くことや、思い立ったときに連絡することや、こっそり相手のカバンにお菓子を入れることなんかを、ずっと、ず〜っと、続けてほしい。ファンに教えてくれなくたっていいので、こっちはあなたたちが笑い合っていればそれだけで勝手に救われるので、いつまでも、お互いがお互いの心をあたたかく、美しくし合える関係でいてほしいと、思います。思ってしまいます。わがままでごめんね。

 

 お互いへの愛と感謝とリスペクトにあふれた「だてこじ」という超〜〜ピースフルハートウォーミングコンビが、もっともっと、今よりもも~っと多くの人から、目一杯、愛されますように!!!!

 

 明日の21時、今から25時間後の「だてこじ素のまんま」で、笑い合っているだてこじに会えることを楽しみにしつつ、筆を置こうと思います。ああ〜だてこじ、一生笑っていてくれ〜〜。

あなたという「ひかり」に寄せて

 

 はじめてあなたを見たとき、私とは正反対の人間だと思った。

 

 立ち居振る舞いに品があるあなたと、動きが大味な私。

 

 花が咲くように笑うあなたと、ひな壇芸人みたいに笑う私。

 

 いじられて輝くあなたと、どちらかというとツッコミ役の私。

 

 ひと言の破壊力が凄まじいあなたと、たくさんの言葉を並べて周囲に笑ってもらう私。

 

 前向きなあなたと、心配性でネガティブな私。

 

 素直で真っ直ぐなあなたと、天の邪鬼な私。

 

 人から愛されていることを疑わず、人を愛せるあなた。人から愛されていることに、どうしても猜疑心を抱いてしまう私。

 

 お料理上手なところも、お化け屋敷やジェットコースターが得意なところも、運動神経バツグンなところも、お酒が強いところも、漢字が苦手なところも、ぜんぶが私と正反対。共通点は、たぶん、負けず嫌いなところくらい。

 

 興味を持ったきっかけは「顔がタイプ」ということだったけど、知れば知るほど、パフォーマンス、と普段のギャップ、そして、自分にはない魂の美しさに、どんどん惹かれていった。

 

 この人の心の美しさが、少しでも、自分にあればなぁ。あなたを、勝手に道標にした。

 

 はじめて映画館で『滝沢歌舞伎』を観たときに、あなたを「光」だと思ったのです。光は、光そのものは、どこまでも真っ直ぐなだけ。だけど、かませるものを変えれば、色が変わる、質感が変わる、光の届く範囲が変わる。本質は真っ直ぐに、熱く光るだけなのに、光以外の要素によって、自由自在に姿かたちを変えてしまう。あなたという光源が、曲や演目、役、共演者という、ゼラ*1、レンズ、アイリスシャッター*2などなどにより、無数の表情を見せてくれる。表現者として、とてもかっこいい人だと思った。

 

 と、このように、私にとっての「光」であるあなたは、ときに星明かりで、ときに月明かりで、ときに太陽で。迷ったときの道標となるし、行く先を照らしてくれるし、セロトニンを分泌してくれる。

 

 まず、道標としての星明りのあなた。昔の人が星の明かりを頼りに航海していたように、あなたの魂の美しさという星明りが、私を導いてくれた。「仕事で『できない』と言わない」とあなたが言っていたから、私も仕事で「できない」と口にしないように努めた。はじめのうちは「こんな難しいこと、なんで引き受けちゃったんだろう」なんて後ろ向きになるときもあったけど、そんなときにあなたを思うと、背筋が伸びた。すごい。あなたを思うと、「大好きなあなたに恥じない人でありたい」と思う気持ちから、無理難題にも挑めた。あなたの存在が、あなたへの気持ちが、私をカッコいい人間に導いてくれる。

 

 あなたが「俺はここにいる」と、お月さまのように輝いていてくれるだけで、そこ目がけて努力ができた。美しいお月さまに恥じないよう、姿勢を伸ばすし、前以上に礼儀や言葉遣いを気にするようになったし、忍耐強さも身に付いた。人にやさしく、大らかに接することができた。短気な私が、すぐムキになって怒る回数が減った。空に浮かぶお月さまのように、あなたがどこかで見ていると思ったら、前向きに頑張れる。それこそ、あなたのように。あなたという存在が、救いであり、心を守ってくれている。

 

 そして、太陽のあなた。人は太陽の光を浴びることで「セロトニン」というホルモンが分泌される。「セロトニン」は、別名「幸せホルモン」とも呼ばれる脳内神経伝達物質のこと。あなたの放つ光が、すなわち、歌であり、踊りであり、言葉であり、笑顔であり、というあなたの光を浴びると、驚くほどに幸せになれた。どれだけ怒っていても、どん底に悲しくても、あなたが歌い踊る姿を見て、あなたの言葉に触れて、あなたの笑顔やキリッとキメた顔を見れば、気持ちが晴れやかになれた。

 

 あなたを思って毎日を過ごすたびに、どんどん好きになる。だけど驚くべきことに、昨日あれだけあなたを大好きだったのに、今日はそれ以上に大好きで、明日はもっと大好きになっている自分がいる。どれだけ人を魅了するんだろう、この人は。毎日「好き」をアップデートし続けることって、並大抵じゃない。だけど。あなたはいとも容易くやってのける。だから今、この文章を書いている瞬間が、これまであなたを応援してきたなかで一番あなたを大好きな瞬間だし、明日になれば今日以上にあなたを好きになっている私がいる。

 

 こんなにも、できないことが少ないあなた(本当は、できないことを、努力で「できること」に変えていっているあなた)なら、なんにだってなれたと思う。得意なスポーツやお料理を仕事にすることもできただろうし(実際、「仕事にする」と覚悟したら努力をする人だろうし)、大好きなお洋服に関わる仕事でも、それこそお芝居やモデル業に専念するという未来だって、なかったわけではないかもしれない。数ある未来のなかから、あなたが「アイドル」という職業を選んでくれたこと、どんな向かい風が吹いたって、道とも呼べないような道しか進む先がなくたって、壁が立ちふさがったって、ずっとずっと、歌い踊り続けてくれて、本当に、ほんとうにありがとう。

 

 ありえもしないことだけど、私とあなたが同級生だったり、あるいは先輩後輩だったりしたとして、つまりは「アイドルとファン」以外の関係性で出会っていたとしたら、私はあなたを好きになれなかったかもしれない。衝突してしまいそう。あなたの美しさを知る前に、「顔は好きだけど、この人と仲良くならなくても別にいいや」なんて、思ってしまいそう。だから、あなたが「アイドル」という存在で光り続けてくれて、その光を見ることができて、好きになれて、良かったな、幸せだな、と、心から思います。

 

 いろんな未来の可能性があったと思うけど、そして、他の未来のことなんて分かりもしないけど、私は、私の勝手な考えとしては、あなたはアイドルが天職なのでは、と思うわけです。それは、歌や踊りがとびきりに上手で、こんなに上手なのに満足することなく向上心を持っているところとか、愛らしくて面白すぎるキャラクターも理由だけど、一番は、愛されることを疑わない人だから。だって、ファンが自分のことを愛してくれてるって信じて疑わないから、「迎えに来たよ」とか「一緒に過ごそう」とか「幸せにしてやるよ」とか「愛し合おう」って、言えるんだと、思うから。この紹介RAPの言葉、意識してか無意識なのか知らないけど、全部、相手がいなくちゃ成り立たない言葉を選んでいて、ああ、やっぱりあなたは根っからの「アイドル」なんだな、って思い知らされた。

 

 毎月15日にあなたのブログを読んで胸焼けがするのも、あなたの言葉が、愛が、素直に突き刺さるから。「俺のことを好きな人」に向けて書いてる文章、そりゃ、「あなたのことが好きな人間」が読めば、一言一句にきゅんきゅんして、ときめいて、スマートフォン端末を抱き締めもするっつーの。

 

 あなたが愛されることを疑わずにいる姿を見て、私も、そうしよう、って、思えた。人から愛されていることを認めることが、私はどうもできなくて。だけど、自分とあなたに置き換えて考えたとき、私はこんなにあなたのことが大好きなのにその愛を疑われてしまったら、悲しくなるな、と思った。だから、私のことを「好き」って言ってくれる人の気持を疑わず、信じて受け止めていこう、と、考え方が大きく変わった。人格形成なんてとっくに終わってる年齢だけど、あなたという光が、この年齢でも情操教育を施してくれる。出会えてよかったな。好きになれてよかったな。あなたに出会えて、しかも好きになれた私って、超強運だな、と思います。イェーイ!

 

  Snow Man宮舘涼太くんへ。生まれてきてくれてありがとう。アイドルを選んでくれて、ずっと歌い踊り続けてくれて、出会ってくれて、ありがとう。あなたが私の「アイドル」です。大好きです。28歳のお誕生日、心からおめでとうございます。心身ともに健康で、笑顔あふれる、幸せな1年を過ごしてください。これからも、愛し合おうね。

*1:舞台照明の色を変えるカラーフィルターのことです

*2:舞台照明の照射範囲を変えたりすることができる道具です